v.2.0から受け継がれた「思い」

以前、ひびき®Sm@rtDBにとって「将来あるべき機能」を全員でディスカッションしたことがあります。制約を設けずに、本当にお客様にとって必要なものを考えよう、というブレーン・ストーミングの中で挙げられたのは、「携帯用フォーム」のように、場面に応じてフォームの見た目を変えるというマルチ・フォーム機能(注:設計方針を変え、今は「サブ・フォーム」として実装)、リスト型部品など。今回、その思想のままに実現された機能も、考え続ける中で形を変えたものもあります。

本当にありがたいことだと思うのですが、お客様に恵まれたSm@rtDBは、特定のお客様から「業務フローも仕様も明確なご要望」をいただくことが多いのです。そのまま受け入れて実装してしまえば、目の前のお客様には喜んでいただける。正直、つい、そちらに傾きたくなることもあります。

でも、そのようにして実装した機能が他のお客様にとってノイズになってしまうこともありうる。プロジェクトの中では、敢えて「お客様先での使い方は?」「他のお客様では?」と疑問をぶつけ、足すべきところ、削るべきところを忌憚なく話し合うことを意識して進めました。

 地味なプロジェクト されど・・・

「ユーザ固有の業務要件への適応力を高める」ことを目指したv2.3をさらに推し進め、基盤固めをするということが、v3.0の機能面からみた大きなテーマでした。

機能でいうと、文書(レコード)の親子関係、サブ・フォーム、リスト型部品など重要なパーツをひとつひとつ確認しながら作り込んでいく。「やりたいと思ってきたものがようやく入れられるようになった」と思う一方で、プロジェクト期間が長くなり、ある意味、エンジニアとして「職人魂」を試される“地味”なプロジェクトでもありました。(笑)

v2.3で外部連携のためのAPIを多く作り込みましたが、固有の条件下では充足できても、連携を汎用的に細部にまでは取りきれなかった。今回v3.0では、より多くの『お客様に使える』機能になったとも言えます。

「長らくお待たせしました。ようやくできました。」

新規ユーザが増えることはもちろん嬉しいですが、(開発に携わってきた私たちとしては今のバージョンは)既存のユーザの方、そして多くの助言をいただいたパートナー様に喜んでいただけたら、本当に嬉しいです。