
(2023年12月時点)
富士ソフトではSmartDB認定制度 (※1)(以下、SCS)資格取得者が157名 (※2)在籍しています。 IT未経験からSCSへ挑戦した戸高さんと梶原さんに、受験するきっかけや全資格取得後の変化などについて伺いました。
※1
SmartDB認定制度(SmartDB Certified Specialist:SCS)
SmartDBに関する優れた専門知識や技術、ノウハウを証明し「デジタルの民主化」を推進・実現できる人材であることを認定するプログラム
※2 のべ人数(2025年4月時点)

2022年 富士ソフトへ入社
2023年 SmartDB開発支援プロジェクトへ参画
これまで5件のSmartDBプロジェクトに関わり、アプリ開発、外部システム連携、運用方針の策定など幅広く活躍

2022年 STELAQへ入社
2024年 富士ソフトの協力会社としてSmartDB開発支援プロジェクトへ参画
認定資格を通して獲得した知識を外部連携や製品レクチャーなどユーザーの活用促進に展開
(2025年5月現在、富士ソフトへ常駐)
受験に臨んだ理由
富士ソフトでは数多くの資格取得者が在籍していますが、
おふたりはどのような経緯でSCSに挑戦したのでしょうか。

SmartDBで開発された業務アプリの内容を確認することが多く、興味が湧いてきたのがきっかけです。 その時に知ったのがSCSです。
周りの先輩方はすでに資格を取得していたため、自分も受験してみたいと思いました。 合格できた時は、業務改善に役立つ知識が身に付いたと実感しました。 あと蛇足ですが、SCSの資格を取得すると社内奨励金が出るので、正直狙っていました。
私はSmartDBプロジェクトへのアサインが決まり、機能をキャッチアップするためにBRONZEを取得しました。 学んだ知識が取得資格として形になることが嬉しかったです。
認定資格で得た知識は、実践でもすごく役に立ちました。 業務アプリ同士や外部システムとの連携など成功体験が増えていき、その楽しさが次の受験へ取り組むモチベーションになっていきました。 また、業務フローを見ていると改善のアイディアが自然と思いつくようになったのも面白かったです。

SCSを通して学習することで、業務課題をITの力で解決するパートナーとして顧客への提案に自信がついたといいます。実際に採用された事例を紹介します。
- 類似の申請書を集約し、申請書を探す手間を削減
- 記載漏れによる手戻りが発生しない仕組みで、承認までの時間を短縮
- 過去の申請情報を適切に管理、データ活用できる状態を確立
- 承認されたデータを会計システムへ自動連携、発注・請求情報の反映時間を短縮
- 承認されたタイミングで取引先への発注・請求通知を実施、経理部門の対応コスト削減
- データ取扱いの証跡を管理、外部監査に対応した発注や請求の業務プロセスを確立
学習方法について
おふたりとも毎月新たな資格に合格されていました。
どのように学習されていたのでしょうか。

入門編であるBRONZE取得についてはドリーム・アーツ社主催の「基礎機能マスター講座」に参加しました。 先輩から声をかけられことがきっかけです。
業務アプリの開発経験はなく全くの初心者でしたが、実務に近い演習が多くサポートも充実していたため1回目の試験で合格できました! そのほかに、もともと富士ソフト内で展開されていた学習コンテンツも活用しました。
私は、基本的に自習コンテンツを活用して学習をすすめていました。SmartDBのサポートサイトには、製品のトレーニングコンテンツが掲載されています。利用シーンからどの機能を使うべきなのかを構造的に学べる形になっていたため、それを見ながらアプリ開発を繰り返し行いました。
そのおかげで、
実際の現場でも「あ、この機能が使えそう!」という業務改善のアイデアが思い浮かぶようになってきました。
また、GOLDの試験範囲はSmartDBと他システムとの連携に関する知識やノウハウが中心で、学習を通して基本的なAPIの知識から実装方法を理解でき、実際のプロジェクトで活かすことができました。 人事情報をSmartDBに連携するプログラムの開発を担当し、勉強した内容が役立った実感がありました。

ドリーム・アーツで公開しているコンテンツを理解し、実際に操作してみることが習得への近道です!と力強く語ってくれました。 おふたりの学習の進め方をまとめると下記のようになります。
SCS取得に向けた学習の進め方
取得資格 | 学習の進め方 | 所要学習時間 | |
---|---|---|---|
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BRONZE基礎機能を習得し身近な業務デジタル化が可能 | ・基礎機能マスター講座(ハンズオン)へ参加
・SCS学習コンテンツ(動画や機能資料)を確認し実際に操作 ・SmartDBサポートサイトを活用 |
約4~8時間 |
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SILVER応用機能を習得し部門横断業務のデジタル化が可能 | ・応用機能マスター講座(ハンズオン)へ参加
・SCS学習コンテンツ(動画や機能資料)を確認し実際に操作 ・SmartDBサポートサイトを活用 |
約4~8時間 |
![]() |
GOLD他システム連携に必要な知識を習得し開発が可能 | ・スマラジ!API編の動画を視聴
・外部システム連携ガイドを確認しPowerShellで実際に操作 ・SmartDBサポートサイトを活用 |
約1か月 |
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SAPPHIRE「デジタルの民主化」のプロジェクト推進・管理統制が可能 | ・「CoE構築の手引書」を確認
・「デジタルの民主化」を理解しプロジェクト計画を策定 |
約4時間 |
上位グレードを受験した理由
6つのすべてのグレードに挑戦された理由を教えてください。

富士ソフトに在籍するSCSの上位グレード取得者はより難易度の高いプロジェクトにアサインされます。 SmartDB導入プロジェクトの全体マネジメントや、要件が複雑な基幹フロント業務などの難易度が高いプロジェクトに携わることで得られる実績は社内の評価に繋がります。
異業種から転職して間もない私にとって、そうしたプロジェクトへの参加は一つの目標であり、早期にチャレンジしてみたいという想いがありました。
プロジェクト体制を構築する際に、各メンバーの氏名とSCSの取得状況が共有されます。
私自身の取得状況も周知されるため、より上位のグレードを目指そうという気持ちになりました。 富士ソフトにGOLDまで取得している社員が多い理由かもしれません。


全資格取得後の変化
現在おふたりは大手企業のプロジェクトでSmartDBの設計や開発に携わっています。
パーフェクト認定者になり、社内外の反応はどのように変わったのでしょうか。

資格取得者が多い社内でもSCSのパーフェクト認定者は少ないため、「SmartDBに詳しい人」という位置づけに変わり相談されることが増えました。
プロジェクト内の役割としても、業務プロセスを改善するための設計フェーズや運用・活用促進まで顧客支援の幅が広がりました。 実践と学習を積み重ねることで目に見える形で結果が出て、
自信とモチベーションに繋がっています。ここがスタートラインだと思って、社内でも中核メンバーとして活躍できるよう、これからも実務や自己学習を通じてノウハウを身につけていきたいです。
戸高さんと同じく、社内からSmartDBに関する相談を受けることが増えました。
また、お客様に対してSmartDBによる実現イメージをより高いレベルで提案できるようになり、運用や推進に関しても自信をもって提言できるようになりました。
全資格取得認定はとても光栄ですが、肩書負けしないようにこれからも自己学習を通じて知識を身につけお客様への価値提供に貢献していきたいと思います!


これから受験される方へひとこと!

業務デジタル化の経験がない方は、ぜひSCS認定に向けた学習をオススメします!
知識だけでなく業務改善に向けた考え方も身に付きます。 資格という目に見える形で結果も出るので、自信とモチベーションに繋がると思います。 ぜひ挑戦してみてください!
SCSは、学習コンテンツも揃っていて学習する環境が整っています。 また、手軽に受験できるところもとても良いです!
自分の知識やスキルを
周囲へ証明でき、自分の強みとして認知され周りから頼られるようになります。 仕事に対する自信とモチベーションの維持に有効なので、ぜひ受験してみてください!


※所属部署、役職、インタビュー内容は取材当時のものです。