2024年3月29日

SmartDBダイナミックロードマップ

ダイナミックロードマップとは、製品のビジョン、方向性、優先順位を示した計画表です。
顧客のフィードバックや競争環境の変化に対応していくために、ダイナミック(動的)かつ発展的に計画を見直します。

お寄せいただく数々の要望については本ロードマップを軸にしながら、下記のポイントを満たすものを優先して対応していきます。
ロードマップに関連するご要望をお持ちの場合は、優先度を上げられる可能性も高いため、弊社サポートまでお寄せください。

  • ダイナミックロードマップと合致または関連性が高いもの
  • 共通性・汎用性が高く、複数のユーザーにその価値を還元できるもの
  • 業務のカバー範囲を広げデジタルの民主化・MCSAなど「SmartDB」が実現したい領域を促進させるもの
  • 既存機能のうち一般的な業務シナリオを実現するのに足りないものおよび顧客からのフィードバック

こちらは2024年3月29日時点でのダイナミックロードマップになります。

SmartDBの目指す姿

「SmartDB」は、これまで多くの大企業の「デジタルの民主化」を実現してきました。「非IT人材のデジタル人材化」に留まらず、稟議をはじめとする「複雑な業務のデジタル化」にも貢献しています。

加えて、企業にとって重大な役割を担うMCS(ミッション クリティカル システム※1)を支えるERPフロントシステムとして製品を強化していきます。これはMCSA(ミッション クリティカル システム エイド※2)という私たちの新たなコンセプトです。 ※1「Mission(任務・使命)」と「Critical(危機的な・重大な)」を掛け合わせた語。 企業や組織の存続に欠かせない、業務を遂行するうえで重大なシステムを指す。 ※2「ミッションクリティカル領域のシステム(MCS)を実践的に支える」というドリーム・アーツのコンセプトやシステムそのものを指す。

直近では、MCSに格納すべき正確なデータを管理できるデータインプットと、登録されたデータを正しく処理する自動化の仕組みの強化に取り組みます。

その後、より現場部門の業務デジタル化に役立つモバイル機能の強化や、社外協力会社ユーザー機能 の拡張に取り組みます。
基幹システムでは実現できない現場業務の領域(ドーナツの領域)全般を「SmartDB」はカバーします。

そして、「分析」や「自然言語検索」など、「SmartDB」に蓄積される企業活動における重要なデータを元にした業務改善サイクルをテーマに機能拡充していきます。「SmartDB」で業務を見直しデジタル化したことで得られる実施結果から、さらに改善のきっかけとなるフィードバックサイクルを実現する世界を作ります。

6Viewとは

ドリーム・アーツは「SmartDB」の活用を促進するために、企業内での役割ごとの視点を6View(シックスビュー)という形で整理し、それぞれの視点に立った機能追加を実現しています。ダイナミックロードマップにおいても、この6Viewを軸に提供価値を整理しています。

呼称 役割 担当部署・ユーザー例

利用者

「SmartDB」上に実現されたアプリケーションを業務で利用する すべてのユーザー

業務責任者

業務を掌握し業務のデジタル化と共に効率化を検討・遂行する 人事部、総務部、知的財産部など

業務デザイナー

業務を理解した上で「SmartDB」を使ってアプリケーションをデザインし
デジタル化を実現する
各部門の業務責任者、IT担当者、情報システム部、協力会社など

サクセス
マネージャー

企業のデジタライゼーションおよび「SmartDB」の活用を推進する 経営企画部、システム企画部、DX推進部など

システム管理者

システム的な観点でサービス利用の管理・統制をおこなう 情報システム部門、パートナー

パートナー

上記の役割を代替するパートナーや、複雑な開発や保守・運用を担うクラウドインテグレーターなど、お客さまの要望にスピーディーに応えられるように認定パートナー制度を含めて検討中

ダイナミックロードマップ

注目機能

MCSAの実現

MCSAを実現する為に必要な「参照専用マスター」「入力値チェック強化」「意思決定業務の強化」などに取り組みます。
MCSが持つマスター情報を管理しやすくする仕組みや、MCSに格納すべき正確なデータを管理出来るデータインプットの仕組み強化、意思決定がよりスムーズに行えるワークリスト・代行者承認の改善を実現します。

自動処理ロボット

自動判定可能な条件による自動承認や、帳票出力などの決まった操作を自動化できるようワークフローのなかの自動処理(分岐・文書代入・帳票・定期処理など)をロボット化し拡充します。

マイナンバー業務対応

高い機密性の管理が求められるマイナンバー情報をトークナイズ化し管理者でもわからないようなセキュアな状態で格納・管理できる機能を拡充します。

文書上限拡張

MCSA実現にあたり明細データなどこれまで以上に多くのデータ管理が求められます。現状の1バインダあたりの制限値を拡張します。

モバイルアプリの強化

現在は承認者向けに設計されているモバイルアプリ。利用シーンの広がりと共に、ニーズの多い「現場からの報告業務」で利用できるよう対応部品や導線を拡充します。

多言語対応

バインダ名・項目名などユーザーが設定する部分を多言語での管理表示を可能にします。まずは英語・中国語(簡体字)に対応し、その後他の言語を追加可能にします。

システム統制ビュー

現場に権限を移譲することによって業務のデジタル化が進む一方、システム運用上は利用状況が曖昧なものや、組織改編などにより責任の所在が不明なものなど、統制のリスクが生じます。それらシステム運用リスクをあぶり出す仕組みを提供し、活用と統制の両立を可能にします。

取引先ユーザー対応

従来の特定メンバーとしてのコラボレーター機能を拡大し、多くの社外の取引先会社等ユーザーの利用業務シーンに対応します。自社の業務利用と、取引先との業務利用を同一環境で実現する仕組みを提供します。

ロードマップに関連するご要望をお持ちの場合は、優先度を上げられる可能性も高いため、お問い合わせ担当者の方より弊社サポートまでお寄せください。