大企業向けクラウドサービスの株式会社ドリーム・アーツ(東京本社:東京都渋谷区、広島本社:広島県広島市、代表取締役社長:山本 孝昭、以下ドリーム・アーツ)は、このたびセゾン自動車火災保険株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:中川 勝史、以下セゾン自動車火災保険)が、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB®︎(スマートデービー)」を導入し、全社の業務プロセスの根本的な見直しを開始したことを発表します。
セゾン自動車火災保険は、SOMPOグループのダイレクト損害保険事業を展開する損害保険会社です。 同社では2023年より全社の働き方変革の実現に向け、業務プロセスの抜本的な改善や社内情報管理体制の整備を推進。 DX推進部では本変革の重要施策のひとつとして、業務プロセスの再構築や業務デジタル化ツールの選定・導入から活用拡大までを一貫して実施しています。
社内DXを加速するためには、業務を知る各部門自らがデジタル化を推進することが重要であると捉えて、全社を巻き込んだ市民開発への挑戦を決意。 「全社員が働きやすいと感じる組織」になることを目標に、誰もが社内DXに参加できる状態をつくるためのプロジェクトを2023年1月より本格始動しました。
上記の状態を目指すうえで、まずは旧システムからの基盤刷新が必要不可欠でした。 従来のシステムではアプリ開発にITの専門知識が必要になるケースが多く、システム部門が集中して開発業務を担っていました。 そのため新規アプリ開発や改修をする際にはシステム部門に依頼する必要があり、スピード感を持って対応するのは難しく、時代の変化に合わせた業務改善がしにくい状態になっていました。
また、旧システムでは、複数のアプリケーションを横断検索できないことによる情報活用の課題なども浮き彫りになっていました。
これらを解決する新基盤の検討をスタート。 実際にいくつかのツールを利用しながら比較検討を進め、簡易で高度なデジタル化が実現できる機能面の評価と、現場主導の業務デジタル化により継続的な業務改善を可能とする「デジタルの民主化(※1)」への共感から2023年1月よりSmartDB®︎を導入し、2023年7月から全社での利用を開始しました。
※1 現場部門(非IT部門)が自らデジタルを活用し、全社のデジタル化を加速させること https://www.dreamarts.co.jp/democratization/
【SmartDB®︎の評価ポイント】
SmartDB®︎導入後、既存システムからのアプリ移行は2024年1月に完了。 並行して、当初の狙いである「デジタルの民主化」を普及し現場部門自らによる業務改善を実現するための環境づくりを進めました。
プロジェクトでは、各部のプロジェクトメンバーへの研修に加えSmartDB®︎の部課長職向け研修を実施しています。 本研修の目的は、デジタルの活用により働き方がどのように変わるのかの理解と、部課長がSmartDB®︎の活用を推進することによる社内の業務改善・品質向上の加速にあります。 あわせて、各部におけるプロジェクトへの理解促進・プロジェクトメンバーのバックアップ体制の構築を目指すことも目的の一つです。 ツールの使い方やアプリ開発の体験に加え、参加者同士の発散型のディスカッションを通じて、実際の業務に活かすイメージを形成することを重視した研修プログラムになっています。 研修後は、各部門に学んだ内容を持ち帰り、プロジェクトメンバーと一緒に業務アプリケーション開発を推進するなどデジタルの民主化の浸透が進んでいます。
【参加者からの意見を一部抜粋】
【部課長向け研修の狙いと内容】
全社の働き方改革を加速させるためには、デジタルの民主化で自分たちの業務を自分たちの手で改善させていくことが重要です。 SmartDB®︎の導入によって実態にあった業務アプリを迅速、かつ柔軟に開発することが可能になりました。 これにより全部門での業務プロセスの抜本的改善と細やかな情報統制を実現することができると考えています。 今後はデジタルの民主化推進とSmartDB®︎の活用範囲の拡大を通じて、より全社員が働きやすいと感じる環境構築を目指していきます。 それを実現するためドリーム・アーツには“協創パートナー”として末長くご支援いただけることを期待しています。
ドリーム・アーツは、今後も“協創”を理念に掲げ、「現場⼒強化」「企業競争⼒向上」に役⽴つトータルソリューションを提供してまいります。