MS&ADグランアシスタンス(本社:東京都文京区、代表取締役社長:鈴木 省一)と大企業向けクラウドサービスの株式会社ドリーム・アーツ(東京本社:東京都渋谷区、広島本社:広島県広島市、代表取締役社長:山本 孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、このたびMS&ADグランアシスタンスが、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB®︎(スマートデービー)」を約6,000事業会社との情報共有基盤として活用し、付随業務を50%削減したことを発表します。 なお、MS&ADグランアシスタンスでは、2023年6月よりSmartDB®︎の利用を開始しています。
MS&ADグランアシスタンスは、最高品質の総合アシスタンスコールセンターとして、ロードサービスやハウスサポートの救援サービスを提供しています。 24時間365日全国のお客さまからの救援要請を受け、ビジネスパートナーである全国6,000拠点のグラン=ネットワーク(※1)が対応。 グラン=ネットワークとのWebによるタイムリーな情報連携を可能にする「グラン=ネットワーク・コミュニケーションシステム(以下GNCS)」の活用によりスムーズな現場急行を実現しています。
お客さまの期待を上回る品質レベルを追求するためには、事業会社とのコミュニケーションをより円滑にしていく必要がありGNCSのアップデートも欠かせません。 しかし、旧GNCSは10年以上前にスクラッチ(※2)で開発されており、システム改修には膨大な時間と費用が発生していました。 また、事業会社と料金協定をおこなう機能が足りておらず、運用でカバーしているといった課題もありました。 これらの課題を解決すべく旧GNCS刷新の検討を開始しました。
外部環境の変化に柔軟かつ迅速に対応するためには、現場部門で改修可能なノーコードシステムが必要という結論に至りました。 同社が対応する救援要請は人命に関わる場合もあるため、GNCSが担う情報共有は一分一秒を争います。 また、1日に約4,500件の要請があるため膨大なデータ処理が発生します。 これらを実現できるシステムを検討した結果、以下の点が評価されSmartDB®︎が採用されました。
旧GNCSでは入力操作がわかりにくい点があり、ユーザーであるビジネスパートナーからの問い合わせが年間約5,000件発生していました。SmartDB®︎導入により入力補助機能などが実装され、問い合わせ件数が約50%削減されるなど、業務効率が向上しました。
事業会社が現場へ急行するまでの情報共有や対応結果の報告、その後の請求に関わる情報連携まで、GNCS内で共有されるすべてのデータをSmartDB®︎で管理しています。
グラン=ネットワークとのコミュニケーションは同社にとって事業の根幹であるため、MCS(ミッションクリティカルシステム)(※3)としての安定的な活用とアップデートを今後も積み重ねていく想定です。 またその他の業務効率化にも取り組み始めています。 事業会社の拠点やレッカー車情報などをGNCS上で管理するため、事業者管理システムをSmartDB®︎で作成しており2025年2月にリリース予定です。
【イメージ:アシスタンスサービス全体の流れ】
GNCSは事業の根幹であるグラン=ネットワークとのコミュニケーションを支える業務基盤システムであり、外部環境にあわせて常にアップデートしていく必要があります。 SmartDB®︎は膨大なデータ通信に対応することに加え現場でシステム改修可能な点が大きな特長です。 弊社のこれまでの課題解決に必要な要件を兼ね備えた製品であると確信しています。
今後はその他の業務効率化に向けて準備もおこなっております。 それを実現するためドリーム・アーツには“協創パートナー”として今後ともご支援いただけることを期待しています。
MS&ADグランアシスタンスとドリーム・アーツは、今後も“協創”で「現場力強化」「企業競争力向上」の領域において、さらなるパートナーシップを育んでまいります。
大企業における業務デジタル化の課題と、その解決策として「SmartDB」で、どのように業務デジタル化を実現できるのかをご紹介する資料を公開しました。ぜひご覧ください。
詳細・お申込みはこちら