「この会社の働き方、いいな」とだれもが憧れる会社にしたい!
― リンナイの営業現場を変えたSmartDB活用とは―

「この会社の働き方、いいな」とだれもが憧れる会社にしたい! ― リンナイの営業現場を変えたSmartDB活用とは―
リンナイ株式会社
導入規模 約980人(公開時点)
利用業務 稟議、本社-店舗間の報告書、社内掲示板など
導入時期 2023年12月

リンナイ株式会社は、営業現場の意思決定の迅速化を目的にSmartDBを導入しました。 導入前、稟議決裁や月次報告書など営業活動に関連する業務を紙・Excelでおこなっており承認や集計に時間がかかっていました。顧客対応や商談など、収益に直結する業務に充てる時間を増やすため、解決手段としてノーコードツールによるデジタル化を選択。 現場部門主体の業務改善で外部環境の変化に素早く対応できる状態を確立すべく取り組まれています。 今回は中心となって推進された原口さんの挑戦と今後実現したい未来について伺いました!

原口さん
営業本部 販売管理部 営業システム室
原口 康介(はらぐち こうすけ)さん
経歴 新卒入社で情報システム部に配属。受注システムや人事系システムの保守・運用を担当。
その後、営業本部(現職)に異動となり、営業部門のシステム担当として業務システムの開発・保守・運用に携わる。各現場の声を直接ヒアリングし、業務改善を推進中。

申請業務の電子化とノーコードツール導入の挑戦

SmartDBの導入は原口さんにとって入社以来の大きな挑戦でした。
従来の業務システムの開発手法はスクラッチ開発が主流。 現場の業務やニーズが日々変化するなか、従来の開発手法ではその変化に十分なスピードで対応できないという課題を感じていたそうです。そこで、申請業務のデジタル化に向け、スクラッチ開発とは異なる手段を模索し始めました。

原口さん: 私は営業部門としてシステムを担当しており、営業部門のニーズに応じた仕組みの構築を進めていました。 当時、紙・Excelでの申請は営業現場の効率化を妨げており、申請業務のデジタル化は急務でした。 ただ、社内の業務システムはシステム部で開発する文化があり、細かい要望にもスピード感をもって対応したいと考えていました。 「デジタルの民主化(デジ民)」*¹​の必要性も感じていたのでノーコードツールで実施したいと思うようになりました。

*¹:「デジタルの民主化(デジ民)」:DX内製化が経営課題となるなか、業務部門がDXによる課題解決と価値創出に主体的に取り組み、その改善と価値の増幅を自律的かつ継続的に主導する状態。

全社システムとしてのSaaS活用は会社として初めての挑戦だったそうです。関係部署が多いため、まずは主要部署にノーコードツールを導入する意義など、理解してもらう取り組みをされました。

原口さん: 当初、営業部門のみで実施しようと考えていましたが、本質的な課題解決には他部門も巻き込む必要があると判断しました。申請業務のデジタル化に同じく課題感を持っており、具体的に改善したい業務があった経理部門と一緒に取り組むことにしたんです。今後の展開を見据えて、そのほか人事部門やシステム部門などにも声かけをしていました。

年間2万件超の稟議決裁を変えた

費用対効果が大きく見込まれる稟議決裁業務から着手されました。
経理部門と導入プロジェクトを発足し、約5か月で業務リリースに至ったそうです。 年間で2万件以上の申請が発生するなか、1申請あたり平均リードタイムを14日以上から4.5日まで短縮。30万枚以上の紙を削減しました。入力できる人が限定されたシステムへの転記作業がなくなり、現場から喜びの声をもらうことも多かったと言います。

原口さん: 「精算業務が早くなった!」と営業社員から直接声をかけてもらったときはすごく嬉しかったです。 スクラッチ開発で対応していたときは、現場からの要望に「少しお時間いただきます。」と回答しており心苦しく感じることもありました。 SmartDBを導入してからは、要望をもらったらすぐに対応できるようになったと実感しています。
また機能が豊富なため、業務要件に合わせて細かい仕様変更にもすぐに対応できています。たとえば、「ここに項目をひとつ足したい」「入力した内容に応じて表示項目の切り替えをしたい」などの内容には1~2分で設定できるため、その場で対応できるようになりました。こういうのが作りたいと思ってから画面イメージができるまでも圧倒的に早いため、現場からの期待が高いと感じています。実際、開発コストも下がりました。

もともとスクラッチ開発に携わっていた原口さんだからこそ、SmartDBの「すぐにつくって試せる」効果を実感していることが伝わってきました。

原口さん: データベースとワークフローの機能を組み合わせることで、さまざまな業務改善を素早く実現できます。システム経験がなくても使えるツールだからこそ、今後は全社への展開を進めていきたいと思っています。

全社展開への信頼を得るため、SCSに挑戦

全社展開を進めるには、「SmartDBのことなら原口さんに聞けばわかる」と社内から信頼してもらえる存在になることが重要だと考えた原口さん。そこで目を向けたのが、SmartDBの認定制度「SCS」*²でした。
SCSは2026年8月現在のべ5,076人を突破し、今も多くのユーザーがスキル証明に活用しています。全部で6つのグレードがあり、すべてを取得したユーザー=SCSパーフェクト達成者は、現時点で11人です。
原口さんは見事、そのうちのひとりとなりました!

*²:「SmartDB Certified Specialist(SCS)」:「SmartDB」に関する優れた専門知識や技術を証明し、「デジタルの民主化」を推進・実現できる人材であることを認定するプログラムです。

原口さん: 全社にSmartDBを広げたいと考えていたので、この人が言うなら大丈夫って思ってもらえる “わかりやすい肩書き”を持ちたいと思っていました。その方が社員のみなさんからも説得力を感じてもらえると考えたんです。

最近では名古屋エリアの他社ユーザーとも積極的に交流されており、仲間の存在に刺激を受けて合格まで奮起できたとも語ってくれました。

認定制度「SCS」の受験で得たこと

受験を通して得られた学びについて尋ねると、「普段使っていない機能に触れたことが大きな収穫だった」と原口さんは話します。

原口さん: 試験を通して、知らなかった便利な機能について学べました。 受験後、その機能を自分の業務に反映してみるなど、学んだことをすぐに実践できたのがよかったですね。より良い業務改善に繋げられている実感があります。

全グレードパーフェクトになったことを直属の上司に報告すると「すごいじゃん!」とコメントをもらうなど周りからの反応もあったそうです。

原口さん: 普段、褒められることって少ないので嬉しかったですね。 “全グレード持っているユーザーって数人しかいないらしいですよ!”って、部長とかほかの人にもちょっと自慢してみようかなと思っています(笑)
私がすべての認定資格を取得したことをきっかけに、推進メンバーが受験してくれるなどの効果もありました。

SCSのパーフェクト達成者となった原口さん。現在は、物流部門や生産部門といった他部門への展開に着手されています。 そんな原口さんに次の目標についても伺いました。

今後の目標は「この会社の働き方、いいな!」と思われる環境をつくること

原口さん: 全社の業務改善に貢献したいです。
社外の方から『すごいデジタル化が進んでいる』と言われることもありますが、実際にはまだ改善余地がある業務はたくさんあります。だからこそ、これからも現状に囚われずにさらに良くしていきたいという気持ちがあります。
SmartDBの活用はあくまで手段。本当に大事なのは“どう働くか”なんです。営業の方はお客さんとの商談や売上につながる業務に時間を投下することが重要ですし、営業の方がよりやりがいを感じてくれるようになると信じています。
「この会社の働き方、いいな!」と社内外から思われ続けるような環境にしておくことが今も昔も目標です!

そのためには、次のことが重要だと原口さんは言います。

原口さん: 営業や製造の現場で働く人たちが本来の仕事に専念できる環境を作るのが、僕たちの役割です。そのためには開発したシステムを提供するだけでなく、現場で働く一人ひとりが、自らデジタルを活用して業務を改善できる状態を目指しています。
IT経験の有無を問わず社員のみなさんが、自分の業務をデジタル活用により改善できるようにこれからも支援を続けたいと考えています。

原口さんのモチベーションは、現場の人の「ありがとう」という言葉だそうです。 「全社の働き方を変える、というのは少し大きく出ちゃったかもしれません」と照れながらも、優しく語る姿がとても印象的でした。

これからSCSを受ける人へメッセージ

原口さん: SmartDBの認定試験はただの資格ではなく、業務のデジタル化をどう進めるかを考えるきっかけになると思います。 普段触らない機能を知ることもできるので、業務改善のアイデアが増えるはず!
SmartDBを活用するならぜひ挑戦してみてください!

よくあるご質問

デジタルの民主化(デジ民)とは何ですか?

DX内製化が経営課題となる中、業務部門がDXによる課題解決と価値創出に主体的に取り組み、その改善と価値の増幅を自律的かつ継続的に主導する状態のことです。

DX人材の育成に成功している具体的な企業事例を教えてください。

たとえばKDDI株式会社では、SmartDB(スマートデービー、スマデビ)を活用して延べ200名以上の「業務デザイナー」を育成し、現場主導の業務改革を実現しています。また、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)やJ-POWERジェネレーションサービスなど、多くの大企業がSmartDB(スマートデービー、スマデビ)を「デジタル人材育成の基盤」として活用しています。
詳しくは「DX人材育成」をご覧ください。

ITやシステムに詳しくない担当者でも開発・運用は可能ですか?

プログラミングの専門知識がなくてもノーコード開発により、属人化を防ぎながら内製化が可能です。専任の技術者にシステムの保守を依存することなく、柔軟にアプリを構築・改修することができます。

SmartDB認定制度(SCS)とは何ですか?

「SmartDB」に関する優れた専門知識や技術を証明し、「デジタルの民主化」を推進・実現できる人材であることを認定するプログラムです。SmartDBを使った業務デジタル化の知識やスキルを「見える化」できる認定プログラムで、導入現場の推進担当者からシステム管理者、ノーコード開発者まで、さまざまな役割に対応した複数のグレードをご用意しています。
詳しくは「SmartDB Certified Specialist – 「SmartDB」スペシャリスト認定制度 –」をご覧ください。

SCS取得の流れは?

「認定試験への申し込み → 試験サイトへの登録→対象グレードの受験→試験結果の通知→対象グレードの認定・記念品の贈呈」の流れです。
詳しくは「SmartDB Certified Specialist – 「SmartDB」スペシャリスト認定制度 –」をご覧ください。

SCS取得には何から始めればよいですか?

まずはBRONZEグレードの学習から始めることをおすすめします。
実際にSmartDBの画面を操作しながら、BRONZEグレードの知識やスキルを学べる講座をご用意しています。SCS取得を目指す方の最初のステップとして最適な内容となっていますので、ぜひご受講ください。
詳しくは「スマラジ!基礎機能マスター講座(BRONZE認定資格)」をご覧ください。

※所属部署、役職、インタビュー内容は取材当時のものです。