今回はDX(デジタルトランスフォーメーション)にまつわる記事を書きます。
DXを意図的に計画できるのか?と思いつつ、ドリーム・アーツなりに考えていることをまとめてご紹介しています。
最近、「DXのはじめの一歩」というウェビナーで講演もさせていただいています。
過去の講演詳細はこちら
ユーザー企業からDX先行事例を見る
ウェビナー準備の中で、私たちのお客様のDXの取り組みを調べてみたところいくつか発見しましたので共有させていただきます。
1.コクヨ しゅくだいやる気ペン
鉛筆にスマホと連動するIoT端末を組み合わせたアイテムです。
子どもがIoT端末を付けた鉛筆で勉強するとポイントが貯まり、「そろそろお子様を褒めてください」などアドバイスされます。
発表当時から、子供が楽しみながら勉強すると多くのお母さん達のSNSでバズったとのことです。
2.横浜ゴム T.M.Sサービス
2020年9月3日に「T.M.S」というサービスを発表されました。
これまで定期メンテナンスやお客様のタイミングで交換・メンテナンスされていたタイヤですが、クラウドサービスによって適正なタイミングを案内することができます。
安全なタイヤを販売するビジネスモデルから、安全な運行オペレーションを提供するビジネスモデルへのシフトが進められています。
3.日本特殊陶業 シェアリングファクトリー
10年以上続けられている社内の新規事業ワーキンググループから生まれたビジネスです。
シェアリングファクトリーという会社を実際に設立し、企業間での工場現場の設備や人材をシェアリングするビジネスを立ち上げました。
4.小田急電鉄 MaaS実証実験
MaaSの取り組みとして、小田急電鉄は地域連動型のMaaSアプリを昨年から今年にかけて試行運用されました。
将来的には、地域の鉄道・バス・タクシーなどもサブスク型で、モビリティ・生活サービスを全方位でサポートするサービスに育てる取り組みに挑戦されています。
(参考)MaaS(マース:Mobility as a service)
:ICT(情報通信技術)を活用してマイカー以外の移動をシームレスにつなぐ」という概念
どの事例も新しいサービス・顧客との関係性を新しく作りたいとチャレンジされています。
DXに必要なこととは
ウェビナーの中では、下記の3つがDXに必要なこととお伝えしています。
- 自社プロダクト/サービスのデジタル化
- ビジネスモデルのアップデート(サブスクリプションなど顧客との長期的関係性を育むモデル)
- 業務プロセスのデジタル化
①も②も重要ですが、同時に「③業務プロセスのデジタル化」も非常に重要です。
いざ①②の取組みが大きくヒットしたとしても、お客様の意見をいただきながらスピード感を持ってブラッシュアップさせていく高度な業務オペレーションが確立していなければ、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
③業務プロセスのデジタル化といえば、まさにSmartDB(スマートデービー)の得意領域です。
ウェビナーでは具体的な現場部門やバックオフィス部門の業務プロセスのデジタル化の事例をお話しております。
また開催などの予定が決まりましたらご案内致します。
他にも部門担当者様毎や、業務整理などのテーマごとのウェビナーを開催しております。
もし興味があるものがございましたら、ぜひセミナーへのお申込みもお願い致します。
開催イベントはこちらをご覧ください
この記事の執筆者:増本 大介 (カスタマーサクセス統括本部)
2001年、横浜国立大学電子情報工学科卒業。
某大手テーマパーク内の会員制レストランにて接客業務に従事。
2004年9月にドリーム・アーツ入社。2018年3月より現職。
お客さまのサクセスを目指して日々奮闘中。