株式会社ドリーム・アーツ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山本孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、学校法人立命館(本校:京都府京都市、理事長:森島朋三氏、以下 立命館)が、ドリーム・アーツのBPM型Webデータベース「ひびき®Sm@rtDB(以下 スマートDB)」を2019年3月より導入し、教職員の業務改革を推進することを発表します。
立命館の教職員が利用する稟議申請をはじめ、学生も利用する学内のさまざまな申請をシステム化・ワークフロー化することで、学生、教員、職員それぞれに利便性と付加価値の高い環境が整備されると期待されています。
立命館は立命館大学、立命館アジア太平洋大学の2つの大学に、4つの附属高等学校・中学校と1つの小学校、そして約3,300名の教職員を擁し、約48,000名の学生・生徒等が学ぶ私学です。立命館では学生・生徒の一人ひとりが国際的に活躍し貢献できるような、幅広い教育研究を重視しており、立命館の教職員はさまざまな学生のサポートをしています。しかし、学内での諸申請や「稟議申請」など、ほとんどすべての事務を紙で行っていたため、ワークフロー化を検討し、学内の業務基盤を更に高度化させ整備すべく「スマートDB」の採用にいたりました。
「スマートDB」導入後は、Web画面上で必要項目を入力していくだけで、どこでも即座に申請や各種手続きができるようになります。書類の提出や受領にともなう手続きはもちろん、紙書類を手動でデータ化する必要がないため、事務作業量の削減が見込まれます。まずは「稟議申請」、「施設予約・設備管理」、「発注・購買業務」、などを対象にシステム化、ワークフローを使って事務を進められるようにします。今後は学生からの申請に必要なワークフローへの利用も検討し、職員が中心となってノンプログラミングで業務システムを構築していきます。 また、「DreamArts クラウドサービス(DCS)」を採用したことでバージョンアップ作業といったシステム管理工数も抑制され、サービス基盤として日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用することにより、利用規模の変化やコンテンツの増加にも柔軟に対応できる環境を実現しています。「スマートDB」でシステム化されたさまざまなデータを連携させることで、学生一人ひとりの成長を一貫してサポートすることが可能になります。さらに教職員は付随業務に費やしていた時間を、学生としっかり対話する時間にあてられるようになります。
スマートDBの活用イメージ:稟議申請画面
学校法人立命館 情報システム部 部長 田尻実氏は、次のように述べています。
いくつかのシステムを検討するなかで、フレキシブルなフォーム設定機能やワークフロー作成機能・権限設定機能など立命館の業務に必要な機能が揃っており、このような柔軟性を持つシステムはドリーム・アーツ社の「スマートDB」だけでした。システム経験が乏しい者でもアプリケーションを構築できるフレームワークで、法人内共通の業務から現場のローカルな業務まで幅広いシステム化のニーズに対応することができます。日本マイクロソフトが提供する統合ソリューション「Microsoft 365」とも相性がよく、今後のさまざまな広がりが期待できます。クラウドを基盤としたアプリケーションの充実は、教職員が本来業務により注力できる環境を整備することを意味します。このような一つひとつの取り組みが、本学の学生サービスや教育・研究の質の向上に寄与し、社会から求められているような新たな価値の創造、グローバル社会への貢献といった成果に結びつくものと考えています。今後は大学間で「スマートDB」を通じて得たノウハウを共有できるようなことも実現してきたいと検討しています。また、このような将来的な構想をパートナーとして一緒に考えてくれるドリーム・アーツ社を頼もしく思っております。
日本マイクロソフト株式会社 執行役員 パートナー事業本部 パートナービジネス統括本部長 金古毅氏は次のように述べています。
日本マイクロソフトはドリーム・アーツ社の『スマートDB』が文教市場における業務改善ソリューションとして採用されたことを大変うれしく思っております。Azureを基盤とするDCSを採用いただくことで、セキュアで柔軟な管理を提供することが可能です。より効率化が求められている文教市場において、デジタルトランスフォーメーションを加速する業務改革ソリューションの提供元であるドリーム・アーツ社には大変期待を寄せております。さまざまな業界・業態でのエコシステムを形成・推進すべく、今後もドリーム・アーツ社とパートナーシップを育んでまいります。
ドリーム・アーツは、今後も”協創”を理念に掲げ、「現場力強化」「企業競争力向上」に役立つトータルソリューションを提供してまいります。
立命館がなぜ「SmartDB」を選択したのか、そしてそこから描く未来の立命館の姿について、導入プロジェクトに携わったキーマンへのインタビューをまじえながら詳しく紹介しています。
事例のダウンロードはこちら