2022年 5月17日

SmartDBダイナミックロードマップ

ダイナミックロードマップとは、製品のビジョン、方向性、優先順位を示した計画表です。
顧客のフィードバックや競争環境の変化に対応していくために、半年ごとにダイナミック(動的)かつ発展的に計画を見直します。

お寄せいただく数々の要望については本ロードマップを軸にしながら、下記のポイントを満たすものを優先して対応していきます。
ロードマップに関連するご要望をお持ちの場合は、優先度を上げられる可能性も高いため、弊社サポートまでお寄せください。

  • ダイナミックロードマップと合致または関連性が高いもの
  • 共通性・汎用性が高く、複数のユーザーにその価値を還元できるもの
  • 業務のカバー範囲を広げデジタライゼーションを促進させるもの
  • 既存機能のうち一般的な業務シナリオを実現するのに足りないものおよび顧客からのフィードバック

こちらは2022年5月17日時点でのダイナミックロードマップになります。

SmartDBの目指す姿

「SmartDB」は、現場部門が自ら業務デジタル化を進める「デジタルの民主化」の実現と、企業における「統制」との両立を目指しています。直近ではノーコードによるデジタルの民主化を早く、確実に現場部門へ根付かせるための仕組みと仕掛け、加えて統制もとれる世界を実現するための機能拡充を予定しています。
その先には、業務がデジタル化されたことを前提とした「自動化」を見据えています。業務と業務をつなぐ仕組みや、人がつなぐしかなかった外部システムとの連携をいかに早く簡単に実現可能にするかをテーマに機能拡充していきます。「SmartDB」で実現した単体業務のデジタル化から、業務と業務をつなぎ、さらに「SmartDB」の外のシステムをもつなぐ世界を作ります。
また、業務をデジタル化した先には、業務と共に改善を繰り返していくことが非常に重要だと考えています。従来の長い時間をかけて作って完成させた「変えられないシステム」ではなく、業務に関わる人と人が、組織の壁を超え、協創し、積極的に業務改革の知恵を出し合い、システムもそれに合わせて変えていく。そういった業務改革が当たり前におこなえるための仕掛けとして「SmartDB」をご利用いただけることを目指しています。

6Viewとは

ドリーム・アーツは「SmartDB」の活用を促進するために、企業内での役割ごとの視点を6View(シックスビュー)という形で整理し、それぞれの視点に立った機能追加を実現しています。ダイナミックロードマップにおいても、この6Viewを軸に提供価値を整理しています。

呼称 役割 担当部署・ユーザー例

利用者

「SmartDB」上に実現されたアプリケーションを業務で利用する すべてのユーザー

業務責任者

業務を掌握し業務のデジタル化と共に効率化を検討・遂行する 人事部、総務部、知的財産部など

業務デザイナー

業務を理解した上で「SmartDB」を使ってアプリケーションをデザインし
デジタル化を実現する
各部門の業務責任者、IT担当者、情報システム部、協力会社など

サクセス
マネージャー

企業のデジタライゼーションおよび「SmartDB」の活用を推進する 経営企画部、システム企画部、DX推進部など

システム管理者

システム的な観点でサービス利用の管理・統制をおこなう 情報システム部門、パートナー

パートナー

上記の役割を代替するパートナーや、複雑な開発や保守・運用を担うクラウドインテグレーターなど、お客さまの要望にスピーディーに応えられるように認定パートナー制度を含めて検討中

ダイナミックロードマップ

注目機能

ダイナミックブランチ機能の強化

データ活用が進む中、企業が扱うデータは爆発的に増加しています。アクセス頻度が低いが長期保存が必要な文書などをアーカイブすることで、それ以外の文書の検索や処理性能を向上します。

モバイルアプリの強化

現在は承認者向けに設計されているモバイルアプリ。利用シーンの広がりと共に、ニーズの多い「現場からの報告業務」で利用できるよう対応部品や導線を拡充します。

業務アプリのフィードバック

利用者から業務デザイナーへ、業務アプリに対する使い勝手や困る点をコメントでフィードバックするための仕組みを提供します。利用者と業務デザイナーが協働して業務と共にアプリも進化するサイクルを実現します。

自動処理ロボット

自動判定可能な条件による自動承認や、帳票出力などの決まった操作を自動化できるようワークフローのなかの自動処理をロボット化し拡充します。

業務ダッシュボード

業務に関わるさまざまなデータを時系列データとして保持し、グラフィカル表示を可能にします。過去のある時点の状況、その変遷を表現することができます。これにより、上位層や、関連部署などに対して、俯瞰的な情報を提供し、同じデータを見て意識共有する仕掛けを提供します。 ※本機能はオプションとする予定です。

サクセスマネージャービュー

業務デジタル化を推進するユーザーに「サクセスマネージャー」としてロールを付与可能にし、機能提供します。まずは業務デジタル化の進捗状況、業務デザイナーの増え方、業務アプリケーションの改善状況など、「デジタルの民主化」の進行状況を確認できるビューを提供します。

テンプレートサイト

製品に内包されているテンプレートを別サイトに移し、人気のテンプレートや、ノウハウ詳細などポイントをわかりやすくします。業務デザイナーの負荷を下げ、素早く業務デジタル化を促進するために、自社テンプレートの仕組みも検討していきます。

コラボレーター

従来の特定メンバーとしてのコラボレーターから拡大し、複数の取引先会社をコラボレーターグループとして扱えるようにします。自社の業務利用と、取引先との業務利用を同一環境で実現する仕組みを提供します。

システム統制ビュー

現場に権限を移譲することによって業務のデジタル化が進む一方、システム運用上は利用状況が曖昧なものや、組織改編などにより責任の所在が不明なものなど、統制のリスクが生じます。それらシステム運用リスクをあぶり出す仕組みを提供し、活用と統制の両立を可能にします。

外部連携の強化

外部システム連携のための仕組みを強化します。REST APIの型問題を解決したV3の公開、大量データ処理を目的とした専用API、実行履歴の追跡を可能にするなど、実現と運用の両面を拡充します。

ロードマップに関連するご要望をお持ちの場合は、優先度を上げられる可能性も高いため、お問い合わせ担当者の方より弊社サポートまでお寄せください。