2018年12月26日

Webデータベース「Sm@rtDB」、「Azure Logic Apps」活用で企業のDXを加速

クラウド、オンプレミス問わずシステム間連携が可能に

株式会社ドリーム・アーツ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山本 孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、BPM型Webデータベース「ひびき®Sm@rtDB(以下、スマートDB)」のシステム間連携機能オプションを発表します。 本機能は日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:平野 拓也、以下 日本マイクロソフト)が提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」の機能、「Azure Logic Apps」を採用しております。なお、本オプションは、2019年春から正式版の提供を開始します。

デジタルトランスフォーメーションを加速させる起爆剤として開発

「VUCA」や「デジタル・ディスラプション」という言葉に代表されるように、本格的な「やってみなければわからない時代」が到来しており、これまでの在り方から脱却し、デジタル技術を活用して新たな価値を生みだす「デジタルトランスフォーメーション(以下 DX)」の重要性が高まっています。今回、「Azure Logic Apps」の技術を活用し、「スマートDB」をその先にある多様な外部アプリケーションとコネクタ連携させることで企業のDXを加速させる仕組みを強化しました。

このシステム間連携機能オプションは「スマートDB」と、業務上で重要なアプリケーションやサービスをノンプログラミングでスピーディに連携させることができるため、企業のDX実現を強力に支援します。さらに従来かかっていた開発期間・コストを大幅にカットし、ファイアウォール越しのデータ取得などセキュリティ面でも安心してご利用いただけます。

「スマートDB」と連携できる外部アプリケーション例
「スマートDB」と連携できる外部アプリケーション例

システム間の連携範囲を拡大し、ユーザーエクスペリエンスを飛躍的に向上

本オプションを活用することで、クラウド/オンプレミスといったシステム環境を気にすることなく、「スマートDB」と「Office 365」のExcelなど様々な外部アプリケーションとの連携が可能になります。かつてないほどのスピードで変化している昨今のビジネス環境においては、現場で起こった新鮮な気づきや意識をどれだけタイムリーに共有し、行動に移していけるかが重要になってきます。今回の開発により、ドリーム・アーツが追求する「鮮度の高い情報が自動で集まり、届けたい人へ発信される」、「現場の気づきを即時共有する」といったサービス提供コンセプトにさらに磨きがかかります。

例えば、システム開発プロジェクトの課題管理業務において、プロパー社員による課題管理は「スマートDB」上で一元管理をしているにも関わらず、社外のパートナーは「スマートDB」にアクセスできないため、仕方なくExcelファイルを利用するケースが多く見られます。特に大規模プロジェクトでは、介在する複数の外部パートナーごとにExcelの課題管理表があり、かなりの数のExcelファイルを添付したメールが飛び交う状況にあります。しかし、この運用方法では、ファイルが先祖返りをしたり、複数ファイルの取りまとめが非常に煩雑になったりと、担当者の悩みは尽きません。このような場合、Excelと「スマートDB」を本オプションで連携させることで、Excelを更新するだけで「スマートDB」も同期され、ファイルを添付したメールによる煩雑なやり取りが不要になります。また、外部パートナーのExcel入力作業自体を変えることなくリアルタイムでの一元管理を実現し、作業者および管理者の業務時間を大きく削減、さらにミスの低減にもつながります。

「Azure Logic Apps」にはMicrosoftの定番サービスはもちろん、Twitterや FacebookなどのSNS系サービスから、GitHubなどのデベロッパー系サービスまで、多数のアプリケーションコネクタが登録されています。それらと「スマートDB」を連携させることで、エンタープライズ業務の幅が格段に広がり、いま企業に求められているDXが爆発的に加速されます。

「Azure Logic Apps」は、プログラミングすることなく多くのアプリケーションやWebサービスを結合して連携システムを作ることができる、iPaaS(Integration Platform as a Service)です。

オープンイノベーションの推進パートナーとして

日本マイクロソフト株式会社 執行役員 パートナー事業本部 パートナービジネス統括本部長 金古 毅氏は、次のように述べています。

日本マイクロソフトはドリーム・アーツ社の『スマートDB』の開発ツールにこの度『Azure Logic Apps』が採用されましたことを心より歓迎いたします。APIエコノミーの世界観が浸透し、デジタルトランスフォーメーションが加速する傾向がますます強まっているなかで、『Azure Logic Apps』の技術をいち早く業務に取り入れ、ともに開発してきたドリーム・アーツ社には大変期待を寄せています。企業の枠を越えてエコシステムを形成するオープンイノベーションを推進すべく、今後もドリーム・アーツ社とパートナーシップを育んでまいります。

システム間連携機能は「スマートDB」の次期バージョン(Ver4.2)以降の製品において、オプションとしてご利用いただけます。本オプションはオープン価格で、2019年春より正式に提供を開始します。

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