約20年間使い続けた情報基盤「IBM Lotus Notes/Domino」には、約3,000もの移行対象となるDBがあった。今回は、限られた期間とプロジェクトメンバーでどのように移行を実現したのか、横浜ゴムと実際にプロジェクトを進めたハマゴムエイコムに聞いた。

「IBM Lotus Notes/Domino」から「ひびきSm@rtDB」ヘの移行

横浜ゴムでは、1996年前後からNotesによる情報基盤を導入し、メールがグループウェアなどの機能だけでなく、業務アプリケーション環境としても活用されていたという。ただ、今となってはNotesのクライアント/サーバアーキテクチャが重く、時流に遅れたものとなってしまい、情報の検索性も低いといったことが社内の問題となっていた。

同社のIT企画部門では、情報基盤の、よりモダンなウェブアーキテクチャへの移行、情報の検索性向上、モバイル環境への柔軟な対応などを目的として、2012年末に「脱Notes」の方針を決定。経営の了承を得た上で、2013年6月にはNotes上での新規開発をストップし、新たな情報基盤への移行に本格的に着手した。

複数の製品を比較検討した結果、同社が採用したのが「Sm@rtDB」だった。

採用の決め手

いくつかの製品を見比べる中で、われわれが実施したいと思っていた移行プロセスの進め方や、新たに構築したい情報環境のイメージに最もマッチしていると部内で判断されたのが「Sm@rtDB」でした。実際にデモを見せていただいた上で「これならば、自分たちの手で作業を進めながら、今あるNotes環境からの移行に対応できる」という意見が多く、これが採用の決め手になりました。

チーム内でのタスク管理にも「Sm@rtDB」を駆使

フロントチームでは、このプロジェクトのタスク管理そのものに「Sm@rtDB」を活用しており、メンバーは、それぞれに「Sm@rtDB」の「カスタマイズの容易さ」をメリットとして挙げた。

チームメンバー全員が「Sm@rtDB」での開発方法について理解していたこともあり、情報共有やタスク管理でより良い改善点を思いついたら、すぐに反映させることができた点が良かったです。誰かがつくったバインダー(DB)が、別の誰かの手で改良され、次にアクセスする時には機能が増えているといったこともありました。トライアンドエラーを繰り返しながらシステムを育てることができるツールだと思いました。