デジタル化とデータ活用 民主化のススメ 現場からはじめる「業務デジタル化」と「データ分析」

5月26日に弊社ドリーム・アーツと株式会社ジールによる共催ウェビナーが開催されました。本ウェビナーでは、日本の大企業の業務改革を強力に推進するクラウドサービスを取り揃えているドリーム・アーツから、「SmartDB(スマートデービー)」を用いた、未だ残る紙やExcel・はんこ業務を現場主体でデジタル化する方法のご紹介をしました。
また、データ活用の専門家集団であるジールからは、「ThoughtSpot(ソートスポット)」を用いて分析の専門家に頼らずに現場主体でのデータ分析の民主化の実現方法についてご紹介をしました。

講演1:株式会社ドリーム・アーツ『 DXと同時に進めるべき!業務プロセス改革に効く「デジタルの民主化」』 株式会社ドリーム・アーツ 協創パートナー推進本部 吉岡 茉利奈

業務プロセスのデジタル化のススメ

ドリーム・アーツは、単純な業務の電子化では意味がないと考えています。例えば、ワークフローだけを電子化しても、その前後の業務にExcelや郵便作業が残ったままでは業務の効率は変わりません。
「SmartDB」でワークフローとともに入力項目をデジタル化することで、後続業務も含めた業務のデジタライゼーションが可能になります。デジタライゼーションによって、すべてをデジタル化することで業務の改善や効率化が実現できると考えています。

業務プロセスのデジタル化のススメ

「SmartDB」はDX推進を支える業務プロセスのデジタル化に貢献

ドリーム・アーツは、DX推進には以下の3点が重要であると考えています。その上で、「SmartDB」はペーパーレス化だけではなくDX推進を支える業務プロセスのデジタル化にも貢献できるサービスであるとお伝えしました。

  1. 自社プロダクト/サービスのデジタル化
  2. ビジネスモデルのアップデート
  3. 業務プロセスのデジタル化

①と②は何が正解となるかわからないなか、1勝9敗のつもりでトライアル&エラーといったチャレンジが必要な領域です。①と②のチャレンジが成功したとしても、社内の業務プロセスがアナログのままで紙業務が残っていたりすると、顧客の要望を受け取って継続的に現場の業務をアップデートしていかなければならないときに対応できない状況を生んでしまいます。
そのため、DX推進においてスピーディな「③業務プロセスのデジタル化」は軽視できない同時に取り組むべき課題となっており、その領域で現場部門主体の業務デジタル化を支援する「SmartDB」は貢献できると考えております。

「SmartDB」はワークフロー機能やデータベース機能など4つの機能で、現場部門自ら業務プロセスのデジタル化が可能です。

SmartDBとは

大企業を中心としたお客さまに導入いただき、50万人以上にご利用いただいております。

SmartDB導入企業

「SmartDB」でどのように業務デジタル化を行うのか、「SmartDB」で業務デジタル化を行うメリットについて詳細はこちらをご覧ください。

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3分でわかる!デジタルの民主化を実現するSmartDBとは

SmartDB」ってなにができるの?という方へ
大企業における業務デジタル化の課題と、その解決策として「SmartDB」で、どのように業務デジタル化を実現できるのかをご紹介する資料です。

講演2:株式会社ジール『データー分析の民主化で「見る文化」から「使いこなす文化」へ』 株式会社ジール ビジネスディベロップメント部 岡本 真一氏

後半では、データ活用の専門家である株式会社ジール岡本氏から、「ThoughtSpot(ソートスポット)」を用いて分析の専門家に頼らずに現場主体でデータ分析の民主化の実現方法についてご紹介をいたします。

株式会社ジールのサイトはこちら

データ分析の課題

多くの企業は、『欲しいデータはあるのに自分たちの力ではデータが取れない』という共通の課題を持っています。
現場は、市場や顧客の情報を正確に把握するため常に新鮮なデータを求めていますが、実際のデータは、時間的制約や量的制約を受けており非常に限られたものになっています。また、新鮮なデータを取ろうにも専門の部署や専用のシステムがデータの管理や運用をおこなっていることが多く、自分たちだけではデータが得られない状態になっていることも多いです。

大量のデータを集めて分析、見える化するソフトウェアとしてBIツールがありますが、従来のBIツールは自分たちの欲しいデータを取得するのに非常に長い時間が必要になります。

これからの時代のデータ活用

このような状態を解決するためには、「データの民主化」が必要になります。
自分たちが欲しいデータを自分たちの力で取れるようになれば、データ活用は加速していきます。

データの民主化を進めるためには、次のようなポイントを抑える必要があります。

  1. 分析対象を正しくデータ化できる
  2. 誰もが簡単にデータを利用できる環境がある
  3. 自分たちでデータを分析できる
  4. 必要なデータの要件が変わっても簡単に変更ができる
  5. 上記を自分たちで利用・運用できる
こうしたポイントを抑えたツールとして、「ThoughtSpot(ソートスポット)」をご紹介します。

「ThoughtSpot」とは

「ThoughtSpot」は、ウォルマート、セブン-イレブン、BT、ダイムラーなど大規模企業を中心にワールドワイドでは様々な業種で導入が進むデータ分析プラットフォームです。
「ThoughtSpot」と従来のBIツールの最大の違いはデータを取れるまでのスピードです。「ThoughtSpot」は、時間や工数の増加の元であったレポートやダッシュボードの作成を省略することで、非常にスピーディーに欲しいデータを取ってくることが可能です。

また、「ThoughtSpot」はデータに対して自由検索や自由ドリルダウンや自由インサイトを実行することができます。
これにより、専門的知識のない人でも視覚的にデータを活用することができるようになります。

「ThoughtSpot」を使えば、データに関する知識やシステムを使いこなす技術がなくても、欲しいデータを自分たちの力で取ってくることが可能です。「ThoughtSpot」のようなツールを活用することで、データの民主化が実現され、今まで以上にデータ活用が推進されます。

ThoughtSpotの紹介はこちら

いかがだったでしょうか?
業務のデジタル化もデータ活用も、表面的な改善や思いつきのシステム(ツール)導入ではうまくいきません。そのポイントの一つが「民主化」。社内の誰もが簡単に使えるということが、非常に重要だと理解できるセミナーだったと思います。このセミナーでの気付きが、DXの第一歩になるかもしれませんね。

この記事の執筆者:八木(プロモーショングループ)

2021年、新卒でドリーム・アーツへ入社
普段はインサイドセールスとしてトークでお客さまにドリーム・アーツを紹介している
『ITの知識がない人でも読める』をテーマに、新人目線の記事を執筆中