企業を取り巻く社会環境、そしてビジネス環境は、日々変化を続けている。変化は止まることがなく、むしろ常に加速する。企業が成長を続けるためには、変化の中で自らの新たな存在価値を見つけ出し、それを輝かせる必要がある。

Notesのサポート終了をきっかけに移行プロジェクト始動

サーラグループは、事業内容の異なる多くの企業の集合体である。
そのため、当初は情報基盤に関しても、それぞれの企業が独自に導入し、運用を行っていた。この状況を改善し、グループ全体での情報共有を推進するため、1997年前後から2000年にかけて「グループ統一の情報基盤」として、Notesの導入を進めた。

データベース開発の容易さ、アクセス権限設定の柔軟性といったメリットを生かしつつ、グループ間での情報共有に加えて、各社独自の業務に対応したアプリケーションも作り込みながら導入範囲を広げてきた。

長くNotesを運用する中で、生まれていた課題

各社の導入時期の違いから、グループ内には3つのNotesサーバがそれぞれに独立して動いている状況となっていた。「グループ統一の情報基盤」として展開を進めていた一方で、各Notesサーバには異なった情報が蓄積され、それらを全体で共有することが困難になっていた。また、Notesの仕様から、同じサーバ内にあるデータベース上の情報も検索がしづらく、その中から必要な情報を探し出すのに時間と手間がかかるという状況が生まれていた。

Notesのメリットのひとつである「データベース開発の容易性」も、別の問題の原因となってしまっていた。エンドユーザーに対して開発を許可していたため、異動や退職などでいなくなった社員が開発していたデータベースが、未管理のまま放置されてリソースを浪費するようになっていたのだ。加えて、サーラグループではNotesをクライアント/サーバ環境で利用していた。Notesクライアントでは、ユーザー認証を「IDファイル」を使って行うが、ユーザーが異動したり、PCをリプレースする度にPC間でのIDファイルの入れ替えと環境設定作業が発生し、この作業と時間が大きな負担となっていた。

情報基盤の刷新によって得られた効果は?

Notesを刷新し、グループ全社員をつなぐ新たな基盤としてSm@rtDBとINSUITEを活用することによって得られた効果はどのようなものだったのか。

従来のNotes環境では管理ができていなかったユーザーによる「データベース開発」も、Sm@rtDB標準範囲内での機能を提供することで、十分な統制のもとで運用できるようになった。「Sm@rtDBの開発では、プログラム言語の知識を必要としない点がいいと思います。ドリーム・アーツによる講習会で得た知識とマニュアルがあれば、概ねユーザーが希望する機能を持ったアプリケーションが開発できています。また、簡単なアンケート程度なら、ユーザーが実施したいタイミングで自由に作成できる点もいいですね。…」(株式会社サーラビジネスソリューションズ業務グループの天野泰伸氏)

グループ一体化経営の更なる強化を推進する運用のヒントが満載の事例。ぜひ、参考になさってください。