現場部門主体で業務デジタル化を実現!ヨネックスの事例解説
マーケティンググループ 吉岡

こんにちは、マーケティンググループ 吉岡です。

2020年6月まで営業として様々な大企業のお客様を担当させていただきました。
営業を担当していた際に感じたお客様の課題や、解決方法など、私の想いを込めて業務デジタル化を検討される皆さまのお役に立てる情報提供を目指します!

営業としてご検討からご採用まで、永らく担当させていただいた「ヨネックス」様の取り組みをついに皆さまにお届けできることになりました!!

ヨネックスではテニス・バドミントンなどのラケット競技を中心に、スノーボード、ゴルフなどさまざまなスポーツ用品の製造・販売をされています。
見たこと、使ったことのある方も多いと思います。
私も中学高校とテニス部に所属しており、ラケット・ウェア・シューズ・バッグとすべてにおいてお世話になっておりました。

スポーツ用品の画像

ヨネックスの取り組みを身近で見てきた私が感じた特徴はこの3つ!

  1. 情報システム部門は実行者ではなくサポーターと判断したこと
  2. 業務をわかっている現場部門の方がデジタル化に取り組んだこと
  3. 利用頻度も高く・多くのユーザが使う稟議書から取り組んだこと

1.情報システム部門は実行者ではなくサポーターと判断したこと

トップの意向で全社の業務改革を進める方針などは多くの会社であるかと思います。
2018年、ヨネックスでも代表取締役社長 林田 草樹様の「変革への挑戦」の号令とともに、業務改革へ取り組むことになりました。

通常は情報システム部門が中心となり、現場部門と相談して進める事が多いかと思いますが、なかなか情報システム部門だけでは一気に現場部門のデジタル化は進みません。

ヨネックスは検討の初期フェーズから、全社の業務のデジタル化を行うためには、現場部門自らがデジタル化をできる仕組みを用意すべきだという方針を出し、現場部門と一緒になってツール選定をされました。

現場部門と情報システム部門の協創を実現する基盤を選定されていたことが印象的でした。

情報システム部は実行者ではなくサポーター

2.業務をわかっている現場部門の方がデジタル化に取り組んだこと

きっとヨネックスでは、業務をデジタル化することよりも、SmartDBを学習されることの方が大変だったと思います。
しかし、トレーニングなどを通してSmartDBを使いこなされました。

通常、業務のデジタル化は自分達の業務をフローに起こし、言語化し、どういうフローにするか業務を見直しドキュメントにした上で、システム開発を行うなどのステップを踏むと思います。

ですが、業務を分かる現場部門の方がSmartDBで作られたので、自分が担当する業務をまずはフォーム作成し、運用できるか考えてみる、覚えながら・作りながらデジタル化を進められたおかげで、1年で100業務をデジタル化されました。

そして、このように業務をデジタル化する経験をされた方が全社に出来たことによってこれらももっと多くの業務がデジタル化されるのではないかと期待しています。
(私達もいろいろお手伝いしたいなと思っております。)

3.利用頻度も高く・多くのユーザが使う稟議書から取り組んだこと

当初は、一番むずかしいと思われていた稟議書からSmatDBでデジタル化をされました。
ワークフローシステムを導入後も複雑なフローや社内ルールに対応できず、紙とデジタルを併用されていました。
一番利用範囲が広く、進行状況の確認などまさに業務で困っていたことが改善されたため、その後、他の業務に展開する際に、あれも・これも電子化したいと積極的な取り組みをされた現場部門の方が非常に多かったと感じます。
1部門だけでなく、複数の現場部門にて取り組みが始まりました。

自分達の業務を能動的に楽しそうに改善していく姿勢は、本当に素敵でした。
またそれを支えた情報システム部門の方々の取り組みは、他の多くのお客様の参考にもなるかと思います。

複数の現場部門にてデジタル化を推進していく

一方的に、私の想いを記載していまいましたが是非ヨネックスの事例をご一読いただければ幸いです。

最近、ヨネックスでは快適なマスクも販売しています。
マスクを使用させていただいておりますが、ウェアにも使われている素材を使われており、散歩などで汗ばんでしまうような時もとても快適です。
私のようにテニスをされない方も、是非お試しください!!

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