第1回SmartDB Hub Fan Meeting(ユーザー会)を開催

【イベントレポート】今回は、「SmartDB」ユーザーさま向けイベントとして開催した、第1回SmartDB Hub Fan Meetingの様子をご紹介したいと思います!
本イベントは、2021年の「SmartDB」の開発テーマや、「SmartDB」ご利用中のお客さまからの「自慢のSmartDB紹介」、参加者同士の盛んなディスカッション、普段は聞けないドリーム・アーツへの質問など盛りだくさんの内容で開催し、大盛況となりました。すでに「SmartDB」ご利用中のお客さまも、これから「SmartDB」を検討してみようかな?という方もぜひご覧ください。
※本イベントは2020年12月10日、2021月1月21日の2回に分けて開催しました。

SmartDB Hub Fan Meetingとは?

2017年4月から続けており、毎回多くのユーザーさまに参加いただいていた「SmartDB勉強会」を「SmartDB Hub Fan Meeting」という新たな名称に変更し開催しました。
【SmartDB勉強会についてはこちら】
「SmartDB Hub Fan Meeting」の「Hub Fan」は、“Hub Fan(ファンを繋ぐ場)”と“Have Fun(楽しむ)”をかけたものです。ドリーム・アーツから「SmartDB」について将来ビジョンを含む開発最新情報に関するメッセージをお伝えし、「SmartDB」をご利用中のお客さま同士の出会いによる新しいテーマへの関心、気づきを発見できる場になって欲しいという想いを込めています。

「Hub Fan」に込めた想いを実現するべく、次のような開催目的の会を企画しました。

  • 「SmartDB」の開発担当者より新機能のご紹介や今後の開発方針をお伝えし、活用方針の検討にご活用いただく
  • 「SmartDB」をご利用中のお客さま同士の交流強化・利活用促進につながる情報交換やディスカッションの場の提供
  • 新機能やロードマップに関する質疑応答を通じて、「SmartDB」をご利用中のお客さまと開発担当者で相互のフィードバックを行い今後の製品開発の参考に役立てる

開催内容

第1回目となる今回は、新型コロナウィルス感染拡大防止のためオンラインにて開催しました。

    【当日のアジェンダ】

  1. 参加者の自己紹介
  2. ドリーム・アーツ開発部門より、「SmartDB」最新情報・新機能のご紹介
  3. ディスカッション
    -参加企業さまに質問したいこと
    -ドリーム・アーツ開発部門・サービス部門に質問したいこと

「自己紹介」では、既存ユーザーさまから「自慢のSmartDB」も共有いただました。さまざまな業務での「SmarDB」の利用方法をご紹介いただくと、業種・業態が違っても解決したい課題や応用できるアイデアには共通点があることなどがわかり、大盛況に終わりました。(ドリーム・アーツが思いつかないようなお客さま独自の活用方法を知ることもできて、開催側にとっても貴重な機会となりました!)「ディスカッション」では事前のアンケートにてご回答いただいた、参加企業さま・ドリーム・アーツ宛のご質問をもとに行いました。

最新の開発情報・新機能ご紹介

最新の開発情報として、2021年の開発テーマ「より情シス部門の負担を軽減し、より業務部門自らがSmartDBを活用して業務改善サイクルを回せる仕組みづくりを強化」をお伝えし、2020年の開発の背景と2021年に開発予定の機能についてご説明しました。

また現場部門が使いやすく親しみをもってもらえるような新しいUI、ローコードでの開発が必要だった機能をノーコード(画面上での設定のみ)で対応できるようさまざまな改善を行ったことや、より業務部門自らで業務のデジタル化を簡単に実現・メンテナンスできるようにするためにと開発した新機能もご紹介しました。

ディスカッション

開発最新情報・新機能のご紹介のあとには、参加者さまから事前にいただいていた質問をもとにディスカッションを行いました。
いただいたご質問とディスカッションの内容について簡単にご紹介します。

参加者さま同士での質問、ディスカッション

 
質問
(業務部門のエンドユーザーに開発支援を行っているパートナーの方より)
(業務部門での)内製に向けたトレーニング内容にはどのようなものがありますか?
 
回答
回答①
(情報システム部門の方より)社内で内製化するとしても、自分たちで開発するとしても、助ける割合を多くしないといけないと考えています。実際に作ろうと思う業務のドラフトを作成して渡し、そこから取り組んでもらっています。一度ハードルを下げて慣れてもらうという方法です。
回答②
(情報システム部門の方より)業務部門での開発に関しては、ユーザー側にやる気があるかがとても重要ですね。
こちら側では、「SmartDB」のサポートサイトをいろいろみて自分で学習して、その中で作った自分のノウハウをまとめた資料などを作ってユーザーに渡したりしています。スモールウィンで小さい成功をユーザーに経験してもらうところから始めています。
 
質問
「SmartDB」の導入踏み切ったポイント(SmartDBの強みと考えた点)は何ですか?
 
回答
以前使用していたツールはビューの使い勝手が悪かったため、より良い自社の業務基盤となるものを探していました。ワークフローとWebデータベースを両立して使えた点も評価したポイントです。他社製品でもワークフローかWebデータベースのどちらかだけのツールはありましたが、それぞれの連携を行う必要があり、業務部門自らで全体をデジタル化するのは難しかったです。その部分を「SmartDB」ならカバーできるなと感じました。

お客さまからドリーム・アーツへ質問

 
質問
どういった目的でSmartDBを導入するケースが多いかをお聞きしたいです。
 
回答
大きく2つに分かれます。
①基盤刷新:過去システムがありそのリプレース。全社一括型。
②特定業務デジタル化:今まで紙でやっていたものの業務効率化。部門個別導入。
バックオフィスからフロント部門まで様々ですが、基盤刷新型はシステム部さま中心です。
特定業務デジタル化は現場部門中心の検討が多いです。
どちらのケースも利用効果が出たら順々に業務を広げておられます。
 
質問
何が原因で失敗したのか参考にしたいので、導入失敗事例を聞いてみたいです。
 
回答
アドオンが多いとその後のメンテナンスに苦慮されるケースがあります。
(「SmartDB」導入以前の)過去システムの仕様を維持するための特別な開発をされると、どうしても特定の技術者しか修正が出来ず、柔軟性の高い「SmartDB」の魅力が活かせなくなってしまいます。
アドオン同様、過去システムと同じようにすることが目的化されてしまうと苦慮されるケースが多いと感じております。
「SmartDB」導入時に、過去システムで実現していた複雑な仕様が本当に必要なのか見直していただいたり、関連業務の標準化を検討いただいたりして、ある程度「SmartDB」利用時に必要な機能や運用方法を”共通化”し、個別の運用を減らすことをされている企業さまの方が、「SmartDB」利用への満足度が高い場合が多いように感じております。

参加者さまの声

参加していた方々からは以下のようなコメントをいただきました。
  • 他社ユーザーから各社の運用方法を、「SmartDB」開発担当者から開発背景も含めてロードマップなどの最新情報を体系的に聞くことができ、今後の利用について明確なイメージを持つことができた。有意義な時間だった。
  • こんな状況(コロナ禍)でも他社さまと交流が持てて、良い刺激になりました。
  • 普段聞けない他社の悩み事や事例を聞くことができ、いい機会となりました。

まとめ

新型コロナウィルスの影響で、リアルイベントが制限され、お客さまと直接お会いできる機会が減っているなか、オンラインにはなりますがお客さまの顔を見てお話しできるイベントを開催させていただくことができ、ドリーム・アーツとしてはとても嬉しく感じています。

オンラインで開催するからこそ、時間や物理的な距離が解消され参加が可能になった、という声もあり今後につながる新しい発見もありました。その反面で、今回は今までオフラインで開催していた「SmartDB勉強会」を、はじめてオンラインで開催し3~4時間程度だった会を90分に変更したため、ディスカッションの時間が短くなってしまうということも発生しました。こちらについては今後改善し参加してくださったお客さまにより満足していただける会にできるよう努めてまいります。

ドリーム・アーツでは、これからも最新の開発情報の共有・「SmartDB」ユーザーさま同士の交流の場となる「SmartDB Hub Fan Meeting」を定期的に開催いたします。
この他にも「スマコミュ!(SmartDB -Community-)」も定期開催しています。「スマコミュ!」は、特定のテーマをもとに「SmartDB」ご利用中のお客さま同士で活用アイデアやお悩みを共有しあい、交流することができる少人数・小規模な会です。
こちらもぜひご活用ください!
【スマコミュ開催レポートはこちら】
SmartDB Community

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この記事の執筆者:橋本(プロモーショングループ)

2020年に広島の大学を卒業し、ドリーム・アーツに入社
新卒一年目、現在プロモーショングループに配属中の新人。日々学び、身に付けた知識を少しでも多く皆さんにお伝えし、お役立ちできることを目指して活動中。